あれから1年
2017年 04月 25日

これは地震でもっとも被害が大きかった益城町のシンボルマーク[さくら]なのだそうです。
こちらはハートマーク


プートトと江津湖を散歩中に見ることが出来ました。
熊本城の上空でという事でしたが、江津湖にも人がいっぱい

35分間の空中ショーでした。
あの日から・・・・
2016年 05月 30日
地震の後片付けは、誰に聞いても遅遅として進まずという答えが返ってくる中、我が家は何とか普通に住める程度には片付けたし、後は災害の片付けで出て来た大型ゴミを始末すればほぼ完璧というところまでこぎ着けました。
但し、家の中だけの話ですが・・・・・
庭は、灯籠が倒れたままだし、落ちた瓦もそこここに置いたままだし
倒れた塀は、その内に業者の方が来て、修理してくれるはずだし・・・・・
と、最近はすっすり人頼みで、その内誰かがやってくれるだろう??みたいに、変に落ち着いてしまったというか、やる気を失ったというか
毎日頻繁に揺れる地震にもすっかり馴染んで、最近は驚かなくなってしまって、当座のような緊張感をなくしてしまった状態です。
それでも、夜になると、やっぱり安心して休む気持ちにはまだなれません。
この1ヶ月半というもの、変わらず昼間の服装のまま就寝という習慣が改められません。
履き物、貴重品、簡単な着替えなど、常に身近なところに置いて、いつでも退避出来る状態で寝ています。
今一番の望みは、パジャマを着てぐっすり休める環境が欲しい
私の中では切実な望みですが、未だに避難所生活を余儀なくされている方々を思えば、私の望みは贅沢な事なのかも知れません。
何せ、自宅で寝起き出来る環境があるのですから・・・・
住まいが傷んでる訳じゃないけど、仕事優先で片付けが出来ず、避難所生活を続けている方も中にはいらっしゃるようです。
医療に携わる方々や、官公庁にお勤めの人、さらに町の不動産屋さんで働いている方は住まいを探している方が大勢いるのに、物件がないと嘆いていらっしゃいました。
こんな方達は、自分の家の事は二の次で、ひたすら仕事に追われていらっしやるのだとか・・・・
本当にご苦労様です。
4月15日から、1ヶ月半、一日も早い地震の終息を願っています。
もう少し
2016年 05月 15日
一時はボランティアさんの応援をお願いしようかとまで思ったものの、何とか家族だけでここまで片付きました。

倒れた本棚も後一本を残すのみ

中央の2本は損壊度がひどく廃棄処分のつもりだったけれど、自力で修理、何とか使えそうです。
最後の1本はそのまま使えそうなので、中の本を取り出して立てれば、後はお座敷と玄関に散乱状態の本やCD等を元に戻すだけ
家族の総年齢200を優に超す家族だけでも、やれば出来るモンです。
あれから1ヶ月 思い出すと・・・・・
2016年 05月 14日
一ヶ月前のこの時間には、まさかに、夜になってあんな大地震に襲われるなんて夢にも思わず、長閑に過ごしておりました。
夕食の片付けも一段落して、私はパソコンに向かって、ネット通販を楽しんでいたその時、いきなりドンッと音がして、大きな揺れに見舞われました。
家族それぞれの携帯から、防災速報を知らせる音が鳴り響き、浴室からも異常を知らせるメッセージ音が・・・
それでも、私は一応テーブルの下に身を隠したものの、パソコンの電源を落とす余裕がありましたし、幸いに停電もなく済んで、家族一同リビングに集まり、テレビの情報で震度7という事を知りました。
さすがにその夜は一睡もせず、テレビの前におりました。
何時もだったら、朝食の時間を迎えても、食事をする気分になれず、この日は誰も何も食べず終いの一日でしたが、午前中には、揺れで落ちた家財類を片付け、午後は昨夜の大地震が嘘のような穏やかな日和の数時間を過ごしました。
この日は揺れも少なくて、この後の数時間後に、前にも増しての大きな揺れに見舞われるとは思いもしませんでした。
一日飲まず食わずだったので、夕食は食べておかなくてはと思いながらも、台所で火を使うのが恐くて、おにぎりと簡単な汁物で済ませたものの、お風呂にはゆったりと浸かって、パジャマに着替えて早めに就寝
前日からの疲れもあって、ぐっすり寝込んでいた未明、1回目とは比較にならないほどの強い揺れ
縦揺れと横揺れが同時に襲ってきて、ベッドから起き上がったものの動けず、トトを抱っこしたまま固まっておりました。
電気も瞬時に消え、辺りは真っ暗、揺れが少し治まってから、まずは履き物を履くように声をかけ、寝室からリビングへ
リビングの入り口のドアがビクとも動かない
靴を履いた足先でドアをなぞってみると、幸いにガラスは割れてないので、一瞬家にひずみが来て、開かなくなったと思いましたが、そうではなくて、リビング側の家具が倒れて、ドアをふさいでいたのだという事が、解って、何とかリビングに集合出来て、皆まずは庭に避難しようと一致
皆着の身着のまま庭でたたずんでおりました。
その間も絶え間なく揺れ続けており、今にも家が倒壊するのではと思うと、庭も安全ではありませんので、近くの江津湖の駐車場に車で避難する事にしたけど、皆着の身着のままでは寒くて、体調を壊してはいけないと、揺れの合間をぬって、交代しながら、着替えやら、貴重品等を、恐る恐るながら取りに家に入りました。
真っ暗な中とは言え、私は外で着替えをし、貴重品だけを持って2台の車に分乗して、江津湖で一夜を明かしました。
避難する途中、ご近所さん達の顔を見る事が出来、互いの無事を確認し合って、少しホッとしたものでした。
ご近所さんは皆近くの小学校へ避難すると・・・・・
我が家は犬もいるので、車中泊を選択
一ヶ月経った今でも思うのですが、1回目の地震に比べると、2回目の本震とされる揺れはかなり強くて、感覚的には震度7どころか、8にも9にも感じられました。
夜が明けて、我が家に戻ってみると、前日せっかくかたづけた家具が、又メチャメチャに倒れたり、壊れたりしていて、足の踏み場もありません。
かろうじて家は傾きもせず建ってはおりましたが、相変わらず地震は揺れ続けており、立て続けの2度の大きな揺れに、心が縮んでしまったのは、私だけではなかったはずです。
この惨憺たる有様を目の当たりにして、もう一度片付けようという気にはなりませんでしたが、そのままにしてもおけず、心を奮い立たせて、少しずつながら割れ物の始末からとりかかりました。
お座敷は、お仏壇の仏具が散乱
線香立ての灰が辺り一面にこぼれていて、歩くだけで灰が舞い上がるので、この部屋からきれいにする事にしました。
その他、飾り物の壺や、人形ケースも割れて・・・・・・
リビングも観葉植物が倒れていたり、家具が倒れていたりと散々でしたが、何故か生花を活けていた壺は倒れもせず無事 ここは主人が片付けてくれました。
家の中は部分的とはいうものの、少しずつきれいになって、何とか座れる場所を確保
私達はこの日から、3日間車中泊を続けました。
そして、この日から、水無の生活が始まりました。
幸いにも電気はその世の内に回復したものの、あちこちでの水道管破裂の影響もあって、給水が止められ、ガスもガス漏れによる二時災害の防止のため供給停止
日中片付けで汗になっても、流す水がありません。
それより何より困ったのは水洗トイレが使えない事でした。
幸いに近くに豊富な湧き水の江津湖があったので、我が家では、バケツに水を汲んできてはトイレに流すという策を採りましたが、江津湖には大くの方が水を求めて訪れておりました。
あれから、その日が何日なのかすら考えたりする余裕もなく過ごして来ました。
一ヶ月が過ぎたのだという感覚がまったくないのです。
相変わらず毎日揺れ続けており、私的には、今も未だ4月16日のままのような感覚です。
今朝新聞を見ていたら、一番揺れが多かった16日は200回を超えていたとか
ざっと計算してみたら、7分に一回揺れていたということです。
このような災害の体験は、熊本が最後であって欲しい
もう2度とこんな体験を誰もがしないですむように、願ってやみません
いっぱい書きすぎました。
最後まで読んで下さいましてありがとうございました。
思いがけないプレゼント
2016年 05月 13日

今日こんなプレゼントが届きました。
紀州和歌山の「梅一番」の梅干しが好きで、時々購入していたのですが、頼んでもいないのに「梅一番」が届いて、誤配かなとよくよく見たら、災害お見舞いと書いてあって、感激しました。
すぐさま送り主の梅一番井口商店さんへ電話を入れると、熊本の・・・・と言っただけで、お見舞いのご挨拶を頂き、またまた感激
季節限定品のサクラ梅他、が入っていて、早速頂戴させて貰いました。
今回のお見舞いの御礼品はこれに決まりね! って、我が家で意見が一致
ささやかなお心遣いが、本当に心にしみるこの頃です。
保険金が出るんだって
2016年 05月 11日
火災保険その他、保険屋さん任せのいい加減な加入者でしたが、担当の方が地震保険にも加入手続きをして下さっていたそうで、有り難い事に保険金を頂けるそうです。
さて、その調査ですが、素人目にはたいしたことないと思っていた我が家も、専門家の目で見て頂くと、あちこちにひずみがあったようで、50%支給の判定でした。
土台部分の破損、梁や柱の接合部分の緩みや、部分的な傾きなどが発見され、その内に修理が必要なようです。
今回の被害の修復の為には、どれくらいの金額が必要かまだ目途も立ちませんが、例え幾ばくかでも保険金が下りる事は有り難い限りです。
地震保険の加入率は30%にも満たないと聞きましたが、よくぞ我が家は地震保険に加入手続きをして貰っていたもんだと感謝 感謝です。
やっとここまで
2016年 05月 06日
少しずつ少しずつ片付けて、やっと半分弱の本やCDを取り出し
倒れた本棚も4本だけ、何とか起こしました。

が、その代わりに、取り出した本や諸々の品で、日頃はむやみに広すぎて勿体ないと思っていた玄関が荷物置き場と化し、人ひとりがやっと通れる隙間しかない有り様

普段使われていないお座敷もこの有様

だけど、ここからが本番というか、2本繋がってる本棚をどうやって起こしたらいいのか?

中の本を取り出そうにも、手が届かない!
本棚の両側に脚立をたてて、本を取り出すしかないかも?
力持ちのボランティアさんが欲しいと切実に思うこの頃です。
珍しい風景
熊本地震 ありがとうございます!
2016年 04月 29日
未だにグラグラッと揺れており、余震の回数は1000回を超えたとか
未曾有の経験を、今私達熊本にいる者は体験しているのですね。
今日、益城町の方へ車で行ってみました。
確かに益城町に近づくに従って、倒壊家屋や道路の損傷が目立ち、救援隊の方々の姿もあちこちで見られ、益城町にいる元ご近所さんの無事を確かめたくって出掛けたものの、熊本市の外れまでしか行けませんでした。
激震地に近づくに従って、車も渋滞しているし、邪魔者は行ってはいけない雰囲気を感じました。
元ご近所さんの無事を祈るばかりです。
ところで、この2週間の間には、有り難い事に、お見舞いの連絡の他にも、いろんなお差し入れを頂きました。感謝の念に堪えません。
このような時だからこそ、友人知人の有り難さが身にしみます。
本当に 本当に 有り難うございました。
皆様のお気持ちに、どれだけ支えられたかはかり知れません。
皆様の支えを糧に、頑張るつもりです。
熊本地震 第5段
2016年 04月 23日
4日目の月曜日には、菊池市の七城まで温泉に入りに行ったけど、シャワーの出が悪くて、満足に洗髪出来ず、次には、江津湖の近くの温泉が営業開始したというので、いってみるけど、終日長蛇の列が出来ていて断念。
やっとゆっくりお湯に浸かれて、幸せ気分を満喫!
といいたいところだけど、ゆっくりしていると、ユラッと来るので落ち着かず、やっぱり早々に浴室を退散
どんなに大地震が来ても、裸で逃げ出すのは憚られるので、入浴は出来るだけ速やかに
それでも我が家でお風呂に入れるだけで、感謝しなければ・・・・
まだまだ熊本のあちこちで、水が出なかったり、停電中だったり、ガスも我が家の周りに公共の施設が多いので、比較的早くに通じたけれど、ガスが使えない地域も多く、又、家屋の傷みも目に見えるところ、見えない所で、いろいろと出て来ており、我が家も例外ではなく、窓ガラスのサッシが鍵がかからなくなっていたり、動かなくなっていたり、建具の調節も必要です。
昨日今日は、大きな揺れが来てないけど、何時又ドーンと大きな揺れに見舞われはしないかと、戦々恐々の毎日を送っています。
そんな中、今日は嬉しい差し入れがありました。
スイカ大好きな私へと、みーちゃんのお友達が、わざわざスイカを届けて下さいました。
断水中にお分けした水の御礼だとか・・・
随分と高い水だったこと!
被災地の中でも、互いに助け合って、水を分けたり、食べ物を差し入れたり、お風呂を提供したりと、今自分が出来る事を、それぞれが頑張って支え合っていますし、支え合う事で、絆が深まって、皆で頑張っていけるように思います。
熊本地震 第4段
2016年 04月 22日
プー&トトが毎日のように散歩をしている、江津湖が壊れてしまいました。
14日の第一弾の地震後には、こんなにまではなかったのに、16日の大揺れと、それに続く日々の地震で、少しずつ壊れていったのでしょうか
地震の爪痕を記憶しておくために、写真を撮って来ました。

遊歩道にかかる橋には段差が出来ていて、足下注意のコーンがおかれていました。

中之島の遊歩道は地割れが出来てこの有様




中之島の護岸部分はあちこちでこの有様

日頃は車がいっぱい止まっている公園の駐車場はコンクリートが割れて
いつも遊んでいる東の公園の護岸部分も地滑りが起きているし

とにかく公園内は、至る所で立ち入り禁止の黄色いテープと、足下注意のコーンが置かれてて、散歩も恐る恐るといった感じ
公園内にかかる橋は全て段差が出来ていて、公園全体が地盤沈下しているのではと思ってしまう
公園の水位も極端に下がっているし・・・・・
また元のようなきれいな江津湖に戻れるのでしょうか?